内装だけではない!外観も注目してみよう、知って得するエクステリアの知識

地味だけど大事!ブロックとフェンスの基本

建物を囲うブロックには数種類ありますが、基本的には重量ブロック、化粧ブロック、RCの3つがあります。昔の建物であれば軽量ブロックや万年塀（まんねんべい）が使われている場合がありますが、現在は主にこの３種類になります。

価格は、重量ブロック＜化粧ブロック＜RCの順番になります。重量ブロックはよく見かける長方形に穴が空いているブロックです。化粧ブロックは、形は重量ブロックと同じですが、ブロックに模様が入っているものです。RCは鉄筋コンクリートの略で、戸建であれば基礎部分に、マンションであれば建物全体に使われています。

もし今アパートにお住まいであれば、外壁が何で囲われているか見てみると参考になります。まっさらなブロックであれば比較的安い重量ブロックが使用されていて、その分家賃が間接的に少し安くなっている可能性があります。化粧ブロックを使用していれば見栄えが良く比較的新しい物件が多いです。

次にフェンスですが、フェンスには基本的にアルミフェンスと鋳物（いもの）フェンスがあります。アルミフェンスには目隠しフェンスか否かの違いがあります。高層マンションなら問題ありませんが、2階建てのアパートであれば目隠しフェンスは非常に重要です。中には洗濯物が敷地外から丸見えのアパートもあります。その場合目隠しフェンスがなければ防犯上問題があります。

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オシャレは入り口から!玄関アプローチの基本

玄関アプローチは、外見イメージという点で内装と同じくらい重要になります。コンクリート、天然石張り、タイル張りなどの種類がありますが、コンクリートが最も安価になります。天然石張りやタイル張りの場合、一見オシャレになりますがその分費用がかさむので、間接的に家賃が高くなっている可能性があります。

高層マンションや２階以上の場合、玄関アプローチを気にする必要はありませんが、低層の比較的新しい集合住宅であれば、玄関アプローチを気にする方もいます。戸建の賃貸であれば玄関アプローチはもちろん、門扉なども気にする必要があります。

将来的に戸建を賃貸にする可能性を考慮すれば、エクステリアも決して無視できない要素になります。民泊が始まれば、戸建でも貸す側として玄関アプローチが大切な要素になってくるかもしれません。

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頭の片隅に置いておこう!エクステリアと物件の関係

エクステリアの基本であるブロック、フェンス、玄関アプローチを見てきました。もちろんこれらは材料費と工事費がかかるので、その価格が間接的に家賃に反映される可能性が考えられます。またメンテナンス費用もかかりますが、これは管理費や修繕積立金で賄われることになります。特に戸建の賃貸の場合は原状回復の点で直接的に関係してくるので注視する必要があります。

用途地域で考えると、低層住居専用地域（閑静な住宅街）の場合、建ぺい率の関係で敷地いっぱいに建物を建築することができません。したがって必然的に駐車場や玄関アプローチ、植栽などのエクステリアが占める割合が高くなります。逆に中高層住居専用地域（アパートやマンションが立ち並ぶ地域）はエクステリアの占める割合は低層住居専用地域に比べると低くなります。

エクステリアはあまり重要視されない部分ですが、少なからず不動産と関連しています。内装だけに目が行きがちですが、建物の第一印象はエクステリアで決まります。賃貸物件を探す際にも、フェンスやブロック、玄関アプローチや門扉に注目することで、新しい発見があるはずです。

1分でまとめます。知って得するエクステリアの知識

賃貸物件を探す際に、エクステリアは優先順位が低い要素かもしれません。しかし建物の第一印象で、無意識の内に考慮しているのがエクステリアです。これから賃貸物件を探すという方も、既に賃貸物件に住んでいるという方も、一度自分のアパートやマンションに目を向けてみることで新しい発見があることでしょう。

・外回りのブロック
・フェンス
・門扉
・カーポート
・ライト

これらはエクステリアの基本になります。頭の片隅に入れておくことで、より充実した住まい探しを実現できます。

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