西向き物件と東向き物件なら、どちらの方が住みやすい？

西向き物件の特徴

正午から日没まで、日が当たる西向きの物件。
午後の日差しは、軟らかく温かで、やや黄色みを帯びています。
外の空気が十分に温まってから、日光が射し込むので、夜になっても部屋が暖まったまま、冷めにくいのが特徴です。

お部屋探しの 「不安」や「困った」...
解決できる不動産屋を今すぐチェック →

寒がり・夏好き向け

疲れた身体で、寒い部屋に帰るのは辛い、という方は西向きがおすすめ。レースのカーテンだけを閉めて出かければ、帰宅後には暖まった部屋が待っていてくれます。

ただ、真夏には、温室効果で外気より暑いくらいに温まってしまいます。日光を浴びた屋根壁が熱を発するので、換気しても温度が冷めるまで時間がかかります。暑いのが苦手な方には、地獄でしょう。

寒さより暑さに強い方、夏は外で遊び呆けて帰宅が遅い方は、あまり気にならないと思います。

東向き物件の特徴

夜明けから正午まで日が当たる、東向きの物件。
朝の日差しは鋭いほど明るく、お部屋を真っ白に照らします。
窓際で寝れば、朝の目覚めはバッチリ。生活リズムが崩れにくいのが嬉しいところです。

朝型生活・寝坊助さん向け

午後には日が当らなくなるので、布団や洗濯物は急いで干したいところです。遅い時間に干すと、フカフカに乾かない一方で、花粉やホコリが多くなる午後には取り込める、という利点があります。

休日にも朝からシャッキリ動きたい方、寝坊癖を治したい方には、こんなに嬉しい環境は無いでしょう。ただ、夜勤の方は、寝つき難くて不便だと思います。

お部屋探しの「問題」を解決できる不動産屋を今すぐチェック →

地域によっては風向きも重要

「布団が吹っ飛んだ」が親父ギャグでは済まされないほどの、強風が吹く地域も多くあります。
ハンガーにかけた洗濯物が飛んでいったり、ベランダガーデニングがひっくり返ったり、カーテンが水平にたなびいたり、物が飛んできて窓ガラスが割れたり……。

できれば、風上側を向いた物件は避けたいものです。

季節風

太平洋側では、冬になると北西から強い風が吹きます。日本海側から来た風が、内陸の山々を駆け降りることで威力を増します。群馬県や静岡県では「からっ風」、千葉や茨城では「筑波おろし」と呼ばれます。冬になると、息が詰まるほどの強風が毎日吹きつけます。

また、阪神タイガースの応援歌で有名な「六甲おろし」も、六甲山から吹き下ろす強風のこと。六甲山南側では、一年中、強い風が吹くのだそうです。

台風

沖縄・小笠原諸島から本州の南側では、「毎年、台風の直撃を受ける」という地域が多くあります。そういった地域は、たいてい、「どんな小さな窓にも雨戸が付いている家」が建ち並ぶ街並みなので、物件見学に行けばすぐ分かるでしょう。また、台風の時期に、定点カメラでよく取り上げられる地域は、特に台風の影響を受ける地域です。

台風の風は向きが変わるので、一概に方角では対策できません。周りの建物が風除けになってくれることもあるので、日当たりと相談しながら考えましょう。

実際に見学しなければ分からないこと

間取り図で「窓が大きい」「南向き」とうたっていても、実際の日当りが良いとは限りません。周囲に山があって日照時間が短い、大きな木やビルの陰になる、という立地では、どの向きであろうと日当たりは悪くなります。

アパートでは「その部屋の目の前にだけ、大きな倉庫が建っている」ということもあります。居心地のいい住まいを見つけるには、実際に見学してみるのが重要です。

「入居審査」「初期費用」「連帯保証人」が不安...
解決できる不動産屋を今すぐチェック →