1人暮らしをする前に知っておいてほしいのが、収入の手取りに対する妥当な家賃の額です。なぜならば、家賃が高すぎるとその他の生活費を圧迫してしまい、生活が破綻してしまう恐れがあるからです。そこで、手取りが15万円の場合の妥当な家賃をはじめ、安い物件を選ぶためのポイント、1人暮らしにかかる実際の生活費について紹介していきます。
目次
まず押さえておきたいのが、給与と手取りは違うということです。手取りとは、給与から健康保険料や厚生年金保険料、雇用保険料、所得税の源泉徴収額、住民税などを控除した額、つまり天引きした額をいいます。会社から天引きされる額は、月に3~4万円程度です。そのため、手取り15万円程度もらうには、18〜19万円程度の給与が必要という計算になります。一般的に妥当な家賃の額は手取りの30%程度とされています。つまり、手取り15万円×30%で、家賃は4万5000円が妥当となります。
お部屋探しの 「不安」や「困った」...
解決できる不動産屋を今すぐチェック →
家賃を4万5000円にした場合、ほかの生活費がどうなるか、総務省統計局の家計調査(2017年)を参考に想定してみましょう。想定値の内訳は「食費2万2000円」「水道光熱費1万2000円」「携帯電話・インターネット代1万2000円」「衣類・日用品代・雑費2万1000円」「交際費・娯楽費2万円」「保険・貯金1万8000円」になります。
ただし、どこにどのぐらいの金額を使うのかは個人差があります。食費が想定値以上の人もいれば、想定値以下の人もいるのです。たとえば、想定値では「交際費・娯楽費2万円」としています。しかし、この金額では、会社の同僚や友達と頻繁に飲みに行くことはむずかしいでしょう。また、もっと趣味を楽しみたい場合も我慢しなくてはならないかもしれません。しかし、家賃を4万円にすると5000円もの余裕ができます。家賃4万円は手取りの約27%にあたります。つまり約3%減らせば、約5000円をほかの項目に回すことが可能になるのです。
お部屋探しの「問題」を解決できる不動産屋を今すぐチェック →
交際費・娯楽費など、ほかの生活費を充実させるためには、家賃を抑えなくてはなりません。実は、家賃は少し希望条件の設定を変えるだけで、安くなるのです。そこで、家賃を抑えるための物件選びのポイントを3つ紹介していきます。希望を下げられそうな条件があれば、検討してみてはいかがでしょうか。
家賃を安く抑えるためのポイントの1つ目は、駅より離れている物件を選ぶことです。通勤や通学に便利なため、駅の近くの物件には人気が集まります。しかし、その分、家賃は高くなってしまうのです。家賃を安く抑えるには、駅から徒歩10分以上離れている物件が狙い目です。駅から離れれば離れるほど、安くなる傾向があります。また、物件の最寄り駅とその隣駅の区間がどのぐらい離れているかもポイントです。たとえば、物件から歩いて10分程度で隣駅に着いてしまう距離よりも、どちらの駅に行くにも10分以上かかるほうが、さらに家賃が安くなる可能性があります。
普段デスクワークをしている人であれば、徒歩10分はよい運動になるでしょう。10分以上かかるとしても、バスや自転車を使うという手があります。バスや自転車の利用が面倒でなければ、徒歩10分以上かかる物件も検討してみてはいかがでしょうか。ただし、バスを利用する場合は時刻表の最終を必ずチェックしておきます。仕事で遅くなったとき、毎回タクシーを使うようでは家賃を安くしても意味がないからです。
家賃を安く抑えるためのポイントの2つ目は、築年数が経過している物件を選ぶことです。新築の物件はきれいで最新の設備があるため、人気が集まります。その一方で、築年数が経過している物件は敬遠されがちなのです。そのため、建物が古くなればなるほど、大家さんは家賃を下げて入居者を探そうとする傾向があります。
しかし、建物が古いからといって部屋が汚いというわけではありません。入居者を集めようと、大家さんもリフォームやリノベーションを行っているからです。なかには、建物が古いだけで、なかは最新の設備が揃っている部屋もあります。こうした古い物件を探すには、再開発の行われていない街が狙い目です。なぜならば、古い建物が数多く残っているからです。リフォームやリノベーションを行ったため、きれいなうえに、安い物件が見つかる可能性が高いといえます。ただし、1981年6月以降に建築された物件にしましょう。それ以前の物件は新耐震基準をクリアしていないからです。万が一、地震が起こったときのことを考えて、物件選びをしましょう。
家賃を安く抑えるためのポイントの3つ目は、周辺環境において人気のない物件を選ぶことです。入居者が集まらない分、安くしてくれるからです。まず、近くに歓楽街がある物件は人気がありません。なぜならば、居酒屋やラブホテル、風俗などがあり、夜は騒がしく環境がよくないからです。そのため、女性や子どものいるファミリーには避けられる傾向があります。
次に線路沿いや高速道路沿いの物件も住みたがる人が少ないといえます。なぜならば、電車やトラックが走るたびに騒音や振動があるため、くつろぐことができないからです。特に高速道路沿いは要注意です。深夜でもトラックが走るため、騒音や振動でよく眠れないこともあります。ただし、家を空けがちな人、騒音や振動も気にせずに暮らせする人にはおすすめです。
物件の近くにお墓がある場合も、家賃は下がる傾向にあります。夜暗くて人通りが少なく、女性に不人気だからです。また、お墓の存在は精神的に気持ちのよいものでもありません。このほか、急な坂道の上にある物件も不人気です。坂の上り降りは体力的に大変だからです。しかし、不便である分、家賃も安くなる傾向にあります。
手取り15万円に対する家賃の目安は、4万5000円です。しかし、手取りから家賃を引いた金額で、生活してみようとすると、あまり余裕がないことがわかります。少し生活にゆとりが欲しいのであれば、家賃4万円程度の物件がおすすめです。快適な1人暮らしをするためにも、家賃を安く抑えるためのポイントを参考にしながら、物件探しをしてみてはいかがでしょうか。
この記事を書いたライター
アエラスグループ コラム編集部です。
『はじめての一人暮らしで、なにからはじめればいいのかわからない…。』
『引っ越しは何度も経験しているけれど、次はもっと自分に合った物件を見つけたい!』
『無事に新生活がスタート!日々の生活に役立つ情報が知りたい。』
わたしたちは、そんなさまざまな思いを抱えるみなさまの声にお応えすべく、賃貸物件探しやお引っ越し、新居での役立つ情報などを発信していきます。
よろしくお願いします!
費用の関連記事
おすすめの賃貸マンション・アパート
1K / 32.56m²
東京都東村山市秋津町1丁目23ー5
賃料:7.2万円
管理費:0.3万円
ワンルーム / 18.11m²
東京都江戸川区北小岩6丁目7ー13
賃料:6万円
管理費:0.4万円
1K / 16.53m²
千葉県市川市欠真間2丁目17ー17
賃料:4.6万円
管理費:-
1LDK / 34.15m²
東京都墨田区横川5丁目6ー4
賃料:19.1万円
管理費:1万円
1K / 22.09m²
東京都練馬区豊玉北2丁目7ー2
賃料:5.5万円
管理費:0.5万円
ワンルーム / 13.78m²
東京都港区赤坂7丁目5ー34
賃料:8.4万円
管理費:0.3万円
キーワードで
記事を検索
不動産賃貸情報コラムのおすすめ記事
カテゴリ一覧
人気のタグ
おすすめの賃貸物件
直営100店舗!お問い合わせはお近くのアエラスグループへ
アエラス市川店
千葉県市川市市川南1丁目8−30 市川セレストビル 2階
アエラス中野店
東京都中野区中野5丁目66−4 中野SHKビル 7階
アエラス学芸大学店
東京都目黒区鷹番2丁目20−10 Lスクエア学芸大学 4階
アエラス武蔵小山店
東京都品川区小山3丁目25−9 ユニーブル武蔵小山Ⅲ 1階
グランデ新宿店
東京都新宿区西新宿7丁目11−18 711ビルディング 503号室