部屋探しをする際、駅からの距離や周辺環境などに比べて、部屋の広さに関しては意外と後回しにされがちです。ただ、快適な一人暮らしを始めるためには、部屋の広さも重要な項目のひとつです。一人暮らしで最適だと感じる広さは、性別や年代などによって大きく変わってきます。それでは、部屋の広さを考えるとき、どういう基準で間取り図や平米数を見ていくべきでしょうか。今回は、一人暮らしに適した広さについて解説します。
目次
一人暮らしで選ぶ部屋の間取りは人によって異なります。できれば2部屋欲しいという人もいれば、ワンルームで十分と考える人もいます。ただ、間取りというのは、必ずしも部屋の広さを正確に表す基準ではありません。2部屋あっても狭い住宅もありますし、一方でワンルームでも十分な広さがある部屋も多くあります。そのため、部屋の広さを考える際は、間取りだけを見るのではなく、専有面積も重要な指標のひとつとしてしっかり参考にしたいところです。
単身向けの住宅の間取りでは、ワンルームや1Kといったものが主流です。しかし、同じワンルームや1Kの物件でも、専有面積によっては部屋の広さが大きく変わってきます。一般的には、一人暮らし用物件の平均的な広さは20~25平米だといわれています。ただし、専有面積は居住スペースだけではなく、トイレや風呂、キッチン、洗面所なども含めたすべての空間が対象です。そうした水回りの面積だけでも7~10平米ほど占めるため、実際の居住スペースは水回りの広さに応じて狭くなります。
また、バストイレが別かどうかや、部屋とキッチンの位置関係なども居住スペースの広さに影響します。部屋の広さを重視する場合は、専有面積や間取りとともに、水回りの広さもしっかり念頭に置いておきましょう。
お部屋探しの 「不安」や「困った」...
解決できる不動産屋を今すぐチェック →
単身世帯向けの住宅に20~25平米の物件が多いことから、実際の一人暮らしの賃貸住宅市場も20~25平米の部屋に住む人が多い傾向にあります。ただ、快適と感じる広さは人によって違うため、平均的な広さのある部屋に住んでいても、実際は狭いと感じながら暮らしているケースもあり得ます。広い部屋のニーズも高く、一人暮らしでも1DKや1LDK、またはそれ以上のファミリー向け物件に住んでいる人も少なくありません。
また、部屋が広くなるほど、その分だけ家賃も高額になる傾向にあります。しかし、払える家賃には限りがあるため、家賃を基準に部屋探しをした結果、広さを妥協しているということも多いです。一般的な単身向け住宅である20~25平米の1Kの場合でも、たとえばミニキッチンと6~8畳の居室という間取りでは、食事と寝る場所が同じであるため、毎日自炊する人にとっては手狭に感じるかもしれません。
1Kの20平米といった間取りでは、収納スペースが少ないことも多いため、荷物が多い場合にはもっと広い部屋が必要になるでしょう。一般的には十分な面積とされている場合でも、選んでいる広さが十分だとは限らないため、間取りの特徴や荷物の多さなども考慮に入れて十分な広さかどうか考えていくことが大切です。
一人暮らしで必要な広さは、その人の生活スタイルによっても大きく変わってきます。たとえば、外食が中心の生活を送っている人なら、キッチンにはそこまでスペースを割く必要はありません。また、家には主に寝るために帰ってくるという人なら、バスとトイレ、それから寝るための場所さえあれば十分でしょう。そういった生活スタイルなのであれば、むしろ広い部屋は掃除の手間が増えるため、あまり広くない部屋のほうが楽に生活することができます。
一方、毎日自炊するという人は、キッチンのスペースもしっかり確保しておいたほうが良いです。また、洋服の数が多かったり、化粧品や小物がたくさんあったりする女性なら、25平米という平均的な専有面積では広さが足りないかもしれません。もし、自炊が基本で洋服好きの女性が平均的な広さの部屋に住むとなった場合、部屋の中はもちろん、キッチンや洗面台周りにまで物を置く必要が出てくる可能性もあります。部屋がかなり狭く感じるかもしれないので、平均的な専有面積では必要な広さを満たしていないといえるかもしれません。
自分自身の生活スタイルを考えて部屋探しをしていくことが、快適な一人暮らし生活を始めることにもつながります。
お部屋探しの「問題」を解決できる不動産屋を今すぐチェック →
住む人の属性によって適した部屋の広さは異なります。たとえば、男性と女性、学生と社会人など、自分自身の属性を考えることは最適な広さの部屋を探すうえでも重要です。以下、属性ごとに向いている部屋の広さについて見ていきます。
学業が本分の学生の場合、生活の中心はお金を稼ぐことではありません。そのため、部屋探しでは、広さより家賃を第一条件に考える傾向が強いといえます。家賃を抑えて部屋を探す場合、専有面積も狭くなりがちです。特に都市部では、15~20平米程度の広さでも、家賃相場で6~8万円程度はかかってくるでしょう。間取りはワンルームや1Kが中心で、2部屋や1LDKで25平米を超えるような物件となると、7~10万円ほどの家賃相場となるので学生にとっては支払いが大変です。
一人暮らしの学生の場合、そこまで自炊をするという人は多くないため、部屋の広さ自体は必ずしも大きい必要はありません。支払える家賃との兼ね合いも考えると、学生の場合部屋の広さはある程度妥協していくことも必要でしょう。
女性の場合、男性よりコスメやファッションにこだわりを持っている人が多い傾向にあります。そのため、洋服や化粧品、その他小物など、どうしても荷物は多くなりがちです。部屋の間取りや広さも、洋服などの荷物を収納するためのスペースが必須になります。また、女性は男性に比べて、毎日自炊をするという人も少なくありません。
そうなると、収納だけでなく、キッチンにもある程度の広さがいるでしょう。バスとトイレが別、長いブーツの入る靴箱など、広さの条件を厳しめにすると、25~30平米くらいは欲しいところです。もちろん、予算との兼ね合いもあるので、欠かせない条件をひとつ決めるなど、優先順位をつけて最適な広さを考えていくことが大切になります。
部屋の広さを考えるうえでは、年齢も重要な属性です。20代とは違って、30代ともなると生活スタイルは大きく変わります。社会人としてお金を稼いでいれば、居住空間にこだわりを持って部屋探しをすることもできます。広い部屋に住むことは、大人としてゆとりのある生活を送ることにもつながります。仕事以外の時間も有意義に過ごせるように、インテリアを置くスペースや趣味に没頭できる空間も確保したいところです。
また、30代は結婚も視野に入れた部屋探しも重要です。結婚してからも生活を続けられるように、30~35平米のファミリー向け物件に住んでいる人も少なくありません。ファミリー向けではなくても、30代以上はなるべく広いほうが自分に合っていると感じることが多い傾向にあるといえます。
一人暮らしを快適に過ごすためには、自分にとって住みやすい広さを考えることが大切です。必ずしも広い部屋のほうが住みやすいわけではなく、むしろ狭い部屋の方が掃除の手間も少なくて落ち着くという人もいます。自分にどのような広さが合っているのかということは、自分自身の生活スタイルを紐解けば自ずとはっきりしてくるものです。最適な広さの部屋と出会うためにも、まずは自分の生活スタイルを見直してみましょう。
この記事を書いたライター
アエラスグループ コラム編集部です。
『はじめての一人暮らしで、なにからはじめればいいのかわからない…。』
『引っ越しは何度も経験しているけれど、次はもっと自分に合った物件を見つけたい!』
『無事に新生活がスタート!日々の生活に役立つ情報が知りたい。』
わたしたちは、そんなさまざまな思いを抱えるみなさまの声にお応えすべく、賃貸物件探しやお引っ越し、新居での役立つ情報などを発信していきます。
よろしくお願いします!
おすすめの賃貸マンション・アパート
1DK / 35m²
東京都足立区東綾瀬1丁目25ー14
賃料:8.4万円
管理費:0.8万円
1LDK / 40.82m²
千葉県千葉市若葉区高品町569ー3
賃料:6.7万円
管理費:0.3万円
4LDK / 98.14m²
東京都八王子市打越町1522ー13
賃料:23万円
管理費:-
1K / 25m²
千葉県流山市名都借802ー2
賃料:5万円
管理費:0.4万円
1K / 26.37m²
東京都大田区蒲田本町1丁目13ー6
賃料:9.1万円
管理費:0.46万円
1LDK / 36.63m²
東京都練馬区向山4丁目6
賃料:12.2万円
管理費:0.5万円
キーワードで
記事を検索
不動産賃貸情報コラムのおすすめ記事
カテゴリ一覧
人気のタグ
おすすめの賃貸物件
高級賃貸専門スタッフが現地【お待合わせ】にてご案内。初期費用分割可能(クレジットカ...
物件詳細へ高級賃貸専門スタッフが現地【お待合わせ】にてご案内。初期費用分割可能(クレジットカ...
物件詳細へ直営100店舗!お問い合わせはお近くのアエラスグループへ
アエラス船橋店
千葉県船橋市本町5丁目3−3 大野ビル 3階A号室
アエラス大宮店
埼玉県さいたま市大宮区大門町1丁目92−7 ハイカラ堂ビル 5階
アエラス川口店
埼玉県川口市栄町3丁目8−4 イソベビル 2階
アエラス葛西店
東京都江戸川区東葛西6丁目2−10 モリビル 5階
アエラス大山店
東京都板橋区大山町31−2 松長ビル 3階