賃貸では、全室フローリングの部屋が増えています。しかし、畳のある生活も捨てがたいと思うことはあるでしょう。部屋選びに迷ったときには、畳とフローリングそれぞれのメリットとデメリットを比べてみて、どちらが自分に合っているのかを考えてみることが大切です。この記事では、畳とフローリングのメリット・デメリットと、賃貸でも可能なリメイク方法について解説していきます。
目次
部屋選びで悩んでいるときには、畳とフローリングのそれぞれのメリットについて考えてみましょう。
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畳には、たくさんのメリットがあります。
賃貸住宅の場合、足音や話し声などの生活音が特に気になるという人は少なくありません。畳はいぐさでできていることから、内部に空気を含んでいます。さらに、畳にはクッション性があるため、遮音性能に優れているという特徴があります。
畳には調湿作用があるため、室内の湿度を保ってくれるという役割があります。たとえば、畳がある部屋では、夏には湿気を畳が吸収してくれ、冬には乾燥を和らげてくれます。
畳の原料であるいぐさは特有の香りがあることから、そのにおいをかぐと「落ち着く」と感じる人は多いでしょう。いぐさの香りにはリラックス効果や集中力をアップさせる効果があるといわれています。
フローリングのメリットも押さえておき、住まいを選ぶときの参考にしましょう。
室内を清潔に保つためには、定期的に掃除をすることが欠かせません。フローリングの場合は、掃除機はもちろん、モップやフローリングシートなどを使って掃除ができるため、夜中でも時間を気にせずに掃除をすることが可能です。掃除機を使って吸い取ることができなかった汚れについては、水拭きをして拭き取っておくと良いでしょう。
畳と比較した場合、フローリングはダニが発生しにくいという特徴があります。加えて、フローリングは掃除がしやすいことから、ダニのえさになるホコリやフケを残しにくいというメリットがあります。
フローリングは摩耗に強く耐久性があることから、家具の跡が残りにくい素材です。そのため、退去時によほどの傷や汚れがなければ、メンテナンスをする必要はありません。
畳とフローリング、それぞれのデメリットを考えてみましょう。
畳のデメリットについて把握しておき、部屋選びのときには比較検討してみましょう。
畳にはダニが発生しやすいという点はデメリットのひとつです。構造上、畳の目にはダニのえさになるホコリやフケなどが入りやすいといわれています。さらに、畳が湿気を含んだ状態が続くと、ダニが発生しやすくなります。ダニが発生するのを防ぐためにはこまめな換気を行い、湿気をため込まないようにすることがポイントです。
畳の上に食べこぼしをした場合、すぐに拭き取らなければシミになってしまう恐れがあります。加えて、床材のなかでも畳は柔らかい素材であることから、重たい家具を置くと跡が残ってしまう可能性があります。
フローリングにも、いくつかのデメリットが見られます。
フローリングは衝撃音が伝わりやすいことから、階下へ音が響いてしまうというデメリットがあります。もし小さい子どもがいるのであれば、足音などへの対策が必要です。
フローリングは固く、冷たい素材です。そのため、「足が冷える」や「疲れる」と感じる人もいます。ただし、フローリングに使用する木材の種類によっては、固さが異なるという特徴があります。
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畳からフローリングへのリメイク方法を知っておくと、DIYも可能です。
ウッドカーペットを使ったDIYはとても簡単です。ウッドカーペットの裏面には不織布が貼ってあります。そのため、畳の上にそのまま敷いても、畳を傷つける心配はありません。また、ウッドカーペットにはさまざまなサイズや色があるため、自分の好みのものを選ぶことが可能です。
ジョイントマットを使っても、畳からフローリングにリメイクすることはできます。ジョイントマットというと、子ども用のカラフルなデザインのものがイメージされがちです。しかし、市販されているジョイントマットのなかには、木目調プリントのものもあります。木目調のジョイントマットを敷けば、落ち着いた雰囲気の部屋に仕上げることができます。加えて、ジョイントマットはクッション性が高く、取り外しが簡単で跡が残りにくい点も特徴といえるでしょう。
より本格的な仕上がりにしたいなら、はめ込み式フローリングという選択肢もあります。はめ込み式フローリングは、フローリング幅の板をはめ込んでいく商品です。ただし、このタイプのフローリングは、板が沈んで畳を傷つける恐れがあります。そのため、畳の上には大きいサイズの別の板を敷いてから施工することがポイントです。
ヘリンボーン柄のフローリングのなかでも、木目調のビニールタイルを選ぶとDIYが簡単にできます。このタイプはテープで張り付ける必要があるため、畳の上にベニヤ板を敷いてから施工していきます。
フローリングから畳へのリメイク方法を押さえておき、リラックスできる空間をDIYしてみましょう。
フローリングの上にいぐさのラグやカーペットを敷くだけで、部屋の雰囲気は大きく変わります。いぐさのラグ・カーペットはサイズや色柄が豊富であるため、好みのものを選んで、部屋のアクセントにしてみましょう。ラグやカーペットを選ぶときには、クッション性がある裏貼り加工のものを選ぶと、足が痛くなるなどの心配はありません。加えて、裏に滑り止めがあれば、ラグやカーペットのズレを防止することができます。
「ユニット畳」や「システム畳」とも呼ばれている置き畳を敷いても、和風の部屋を作ることは可能です。置き畳は部屋の好きな場所に、好きな枚数だけ敷けば良いため、部屋のアクセントにもなります。また、DIYをする場合、置き畳は軽量であるため模様替えを簡単に行うことができ、女性でも作業がしやすいというメリットがあります。置き畳のなかには収納として利用できる小上がりタイプもあるため、用途によって使い分けてみましょう。
畳とフローリングには、それぞれにメリットとデメリットがあります。そのため、部屋選びをするときには、畳とフローリングのメリット・デメリットを正しく理解しておくことが求められます。また、賃貸でもリメイクをする方法はたくさんあるため、興味がある場合は気軽にチャレンジしてみましょう。畳とフローリングそれぞれの特徴を理解して、自分にとって住みやすい部屋を選ぶことが大切です。
この記事を書いたライター
アエラスグループ コラム編集部です。
『はじめての一人暮らしで、なにからはじめればいいのかわからない…。』
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