お部屋探し 投稿日:2019.07.09/更新日:2021.09.10

天井高には基準がない?天井が高い部屋のメリットとデメリット

友人や知人の家を訪れたとき、高い天井にふと開放感を覚えたことはありませんか。普段から天井の高さを意識することがなくても、実際にその場に居合わせたときに魅力を感じる人は少なくないでしょう。そのため天井の高い住宅が広まりつつありますが、賃貸マンションやアパートの一般的な天井高はどうなっているのでしょうか。ここでは、高い天井のメリットとデメリットも交えて解説します。

天井高に決まりはある?

天井高とは、床面から天井面までの垂直の高さのことで、建築基準法では一般の居室は2100mm以上と定められています。マンションの場合、天井高の平均は2400mmとなっていますが、最近のマンションでは2500mmが標準的な高さです。

畳で暮らす生活スタイルが主流だった昔はマンションの天井高も低く造られており、築年数が数十年以上の古い物件では天井高が2200mm〜2300mのケースも珍しくありません。意外に見過ごされがちなのは、部屋の天井がすべてフラットになっているとは限らないということです。

天井の中央部分が周囲よりも一段高い「折り上げ天井」になっている部屋や、逆に天井の一部分だけが低い「下がり天井」になっていることもあります。リビングは高めだったりキッチンは低めだったり、居室よって天井高を変えているマンションも少なくありません。賃貸物件を選ぶなら、いま住んでいる家の天井とどのように変わるのか、持ち込む家具や照明との兼ね合いも含めて天井高を知ることは大切です。

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天井が高い部屋のメリットとデメリット

普段の生活で天井を意識することはあまりないかもしれませんが、天井高は10cm違うだけでも開放感が大きく変わってきます。部屋の面積が広くても天井高が低いと圧迫感を抱き、面積が狭くても天井高が高いと開放感を覚える人もいるでしょう。そのため天井の高い部屋が好まれがちですが、人によっては天井高の低いほうが落ち着くこともあります。

例えば畳でくつろぐ和室や、個室感が重視されるトイレなどは天井が高いと落ち着きにくいものです。天井は高いほうが良いという考え方はすべての部屋に当てはまるわけではなく、どのような用途の部屋か、室内空間の縦横比もポイントとして考えるべきでしょう。つまり、高い天井には喜ばしいメリットがある反面、思いがけないデメリットもあるということです。その両面について詳しく紹介していきます。

メリット1:部屋が明るい

天井が高いメリットの一つは、広々とした開放的な空間にもたらされる「明るさ」です。天井が高ければ高いほど、その分窓などの開口部も縦に広がり、高い位置からの彩光をとり入れやすくなります。採光が良くなると気持ちも明るくなり、一人暮らしの生活でも前向きに楽しめそうです。日当りの良い部屋でのびのびとくつろぐことができれば、ストレスを感じることもないでしょう。

隣接する住宅との距離がわずかなマンションでも、天井が高く、少しでも高い位置に窓があれば採光に期待できます。また、家具の配置に自由度が増すことも天井が高いメリットの一つです。新しく買い揃える家具が背の高いものであっても、天井が高ければ圧迫感を感じる心配がありません。横長のソファとの配置バランスに悩むこともないでしょう。高さに余裕のある空間だからこそ、自分の好みに合わせた室内レイアウトが可能になります。

さらに、天井が高いということは住人だけの特権ではありません。友人が集まったとき、明るく開放的なリビングなら大人数でも息苦しさを気にすることなくおもてなしができるでしょう。天井の高さは「明るさ」や「暮らしやすさ」と正比例する、そんなうれしい魅力が備わっているようです。

メリット2:広がったスペースが利用できる

天井が高くなることは3次元的に空間が広がり、そこにスペースができることになります。せっかく広がったスペースを利用しないというのはもったいないことだと思いませんか。部屋や収納が少ない一人暮らし用のマンションなら、なおさら空いたスペースは有効活用したいものです。

高い天井であれば、ちょっと大きな照明器具やお気に入りのシャンデリアなども無理なく備えられるでしょう。もちろん壁が広がる分、大きな絵画や写真なども見栄え良く飾ることができます。狭い壁では誇張しすぎる大胆なアート作品でさえ、調和のとれたインテリアになるでしょう。空間を自在に使いこなすことができるのは、天井が高い物件の大きな魅力といえます。

なによりも壁の面積が広いからこそ活用したいのが「収納」です。広がった壁とともに収納スペースも縦に広がり、より多くのものを収納できるようになります。収納キットで本棚や雑貨置き場を造作するなど、うまく工夫すれば収納そのものが室内をおしゃれな雰囲気に仕立てることにもなるのです。家具や家電、雑貨品の選択肢が広がる、そんな一人暮らしのわがままが通用するところも、天井が高いメリットといえます。

デメリット:なにかとコストがかかる

高い天井はうれしいことばかりではなく、デメリットにも注意しなければなりません。まず、冷暖房の効率が悪く、電気代がかかるということです。広い空間においては、冷暖房の効果が部屋全体に行き渡るまでに時間を要することになります。そのため、一般的な天井高よりも電気代が必要以上にかかってしまうこともまれではありません。

また、窓が大きいと既成品のカーテンやブラインドではサイズが合わないこともあり、特注品やオーダーメイドにするコストが思いのほか大きな負担となります。さらに、身長があまり高くない人なら、手の届きにくい電球の交換は大変な作業です。天井が高すぎると、照明のメンテナンスや電球交換だけでも施工業者に依頼しなくてはならないでしょう。賃貸マンションとはいえ、その場合の出張施工費は自腹を覚悟する必要があります。

総じて、なにかとコストがかかることが、天井が高いデメリットといえます。暮らしやすさと引き換えに、小さくない代償という落とし穴が、高い天井にはあるということを念頭に置いておきましょう。

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住みやすいのは自分の身長に合った天井高の部屋

天井の高い部屋は、広々とした開放的な明るさがメリットですが、なにかとコストがかかるデメリットも見過ごせません。物件を選ぶときは、良いイメージの印象だけにとらわれず、メンテナンスにかかる手間や費用負担も意識することが大切です。本当の意味でバランスのとれた「住みやすさ」とは、自分の身の丈に合った天井高の部屋といえるのではないでしょうか。

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