賃貸物件の角部屋は、ほかの部屋と比べると家賃が高めに設定されていることが多いのにもかかわらず人気があります。人気の理由はほかの部屋にはないメリットがあるためです。しかし、一方でデメリットもあります。この記事では、角部屋についてメリットとデメリットの両面から解説しますので、角部屋を検討する際の参考にしてみてはいかがでしょうか。
一般的に、賃貸物件のマンションやアパートで人気が高いのは角部屋です。人気があるのはメリットが多い証拠です。まずは、角部屋の主な2つのメリットについて解説します。
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角部屋のメリットの1つ目が、窓が多いことです。中部屋の場合は両隣が部屋のためベランダなどに面した窓はあってもその横は両面とも壁になります。両隣が壁のため冬でも比較的室内の温度が保たれやすいというメリットはありますが、やはり室内は暗くなってしまうことが多いでしょう。これに対し、角部屋であれば横にも窓を設置できるため二面採光が可能です。窓が多い分だけ部屋が明るくなり、向きによっては日中であれば電気をつけなくても自然光だけで過ごせます。さらに窓があることで通気性が良くなります。たとえば食事の後や掃除中にもしっかりと空気を入れ替えることができるのでより快適に生活できるでしょう。
太陽の光がしっかりと差し込むことで室内干しでも洗濯物がよく乾く、朝にしっかりと太陽を浴びることで体内時計が整う、観葉植物も育てられるなどのメリットもあります。さまざまな条件によって異なる場合がありますが、角部屋を選ぶ際には特に南向きの部屋を選ぶと日当たりが良くなります。逆に北向きの場合はいくら角部屋で窓が多くても室内が暗いことが多く、角部屋ならではのメリットが生かせない場合もあります。
角部屋の2つ目のメリットが、隣の生活音が気になりにくいことです。中部屋の場合は両隣からの生活音が聞こえてくる可能性がありますが、角部屋であれば隣はひとつしかありませんので、その分静かです。普通に暮らしているつもりでも、集合住宅では案外生活音が響いているものです。特に壁が薄い場合は、隣の話声ですら漏れ聞こえてくる場合もあります。集合住宅において苦情の対象になりやすいのは子どもの声やペットの鳴き声、ピアノなど楽器の練習音や家具を動かす音などです。さらに、エレベーターがある物件の場合も角部屋は一般的にエレベーターの位置から遠いことが多く、乗り降りの音や隣人が廊下を歩く音なども聞こえにくくなっています。
たまに聞こえてくる程度であれば我慢もできますが、毎日のこととなるとかなりの苦痛につながる場合もあります。しかし、集合住宅では音のトラブルは多いものの個人間の問題であるとみなされるケースがほとんどです。大家や管理会社が間に入ってくれないことも珍しくありません。せいぜい掲示板に注意喚起の貼り紙が貼られる程度で、なかなか改善がみられないこともあります。さらに、隣人の場合は関係がこじれてトラブルになる恐れもあることから、なかなか直接苦情を言いに行きづらいものであり、深刻な場合は引っ越しを余儀なくされてしまいます。そのため、最初からできるだけ生活音のリスクが少ない角部屋に絞って物件探しをするというのもひとつの手です。特に最上階の角部屋を選べば、上の住人の生活音も聞こえてこないため、音の面ではより快適に過ごせる可能性が高まります。
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一方、角部屋にはデメリットもあります。ここでは、角部屋ならではの2つのデメリットについて解説します。
角部屋のデメリットの1つ目が、家具の配置に工夫が必要なことです。述べたように角部屋は中部屋と比べると窓が多くありますが、家具の大きさによっては窓をふさいでしまう場合もあります。たとえば、二面採光のリビングにソファやテレビ、飾り棚などの大型家具を置こうとするとどちらかの窓を家具がふさいでしまったり、動線が悪くなったりしがちです。特に、ベランダに面した窓の前に家具を置くと、部屋の解放感が損なわれるほか洗濯を干すのにも不便です。角部屋に置く家具は、できるだけ窓を覆わないように背の低いものを選ぶようにしましょう。背が低い家具であれば圧迫感も少ないため、部屋も広く見えます。
また、置く位置によっては窓からの光が反射してテレビの画面が見づらくなるという場合もあります。この場合は、テレビの位置を調節するほか、カーテンを遮光タイプにしてテレビを見るときにはカーテンを閉めておくという対処法も有効です。このように窓の多い角部屋では、家具のレイアウトに悩む場合もあるということを念頭に置いておきましょう。
角部屋のデメリットの2つ目が、外部の音が聞こえてきやすいことです。外に面している窓がある分、外部の音が伝わりやすくなります。特に、物件が人通りの多い繁華街に面している、トラックなども通る幹線道路沿いなどでは深夜の騒音が気になって眠れないというケースもあります。また、物件によっては隣の建物との距離が非常に近いという場合もあるので注意が必要です。隣の建物と近すぎると昼夜問わず他人の話声などが聞こえてくるほか、さらに常にカーテンを閉めていないとお互いの部屋の中も丸見えになってしまいます。
角部屋を探すときにはマンション内の雰囲気や間取りだけでなく、周辺環境もチェックすることが大事です。たとえば、繁華街から一本奥に入っただけでも外部音はかなり静かになります。あるいは、交通量の少ない住宅街であれば深夜までうるさいということも少ないでしょう。隣に建物がある場合は、距離はどのくらいか、近すぎないかという点もしっかりとチェックしておきましょう。
角部屋には、窓が多く採光に優れている、風通しが良いというメリットがある反面、外部の音が伝わりやすいなどのデメリットもあります。たとえ不満な点があっても、一度住んでしまってからの引っ越しは手間もお金もかかるため大変です。角部屋の物件を探すときは、室内の快適性だけでなく必ず周辺環境もチェックしましょう。
この記事を書いたライター
アエラスグループ コラム編集部です。
『はじめての一人暮らしで、なにからはじめればいいのかわからない…。』
『引っ越しは何度も経験しているけれど、次はもっと自分に合った物件を見つけたい!』
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