生活をしていくうえで、水道光熱費は欠かせないものです。しかし、水道光熱費の一般的な金額についてはあまり知らないという人がたくさんいます。一般的には、自分が住んでいる場所やライフスタイルによって、水道光熱費の金額は変わってきます。この金額が高いか安いかを知るためには、平均額を目安にすると良いでしょう。この記事では、水道光熱費の平均額を具体的に紹介し、簡単に取り組める節約方法についても解説していきます。
一緒に暮らしいている人数によっても、水道光熱費は大きく変わってきます。人数別の水道光熱費の平均額を知るために、2017年の総務省統計局によって発表された水道光熱費の平均額を見ていきましょう。まず、1人暮らしの場合は 9288円、2人暮らしになると1万8067円と、水道光熱費がおよそ倍かかっていることがわかります。1人暮らしでも、平均するとおよそ1万円も必要になっていることから、水道光熱費が各家庭にとって大きな出費となっていることが理解できます。
さらに、3人暮らしの水道光熱費の平均は 2万851円です。3人以上になると、光熱費も2万円をこえるケースが多いことがわかります。続けて、4人暮らしでは 2万2008円、5人暮らしになると 2万4847円の水道光熱費が平均してかかります。このように、人数が多くなるほど、一人あたりにかかる水道光熱費は安くなる傾向にあるといえるでしょう。
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水道光熱費のなかには、電気代・ガス代・水道代の3種類があります。それぞれに毎月どれくらいのコストがかかっているのかを把握しておくと水道光熱費の節約の仕方を考えるときに役立つので、詳しく見ていきましょう。
1人暮らしの場合の電気代の平均額は、4219円です。2人暮らしになると、8466円となり、電気代はおよそ倍になります。また、3人以上で生活している場合には、電気代は緩やかに上昇していきます。総務省統計局の家計調査結果から、3人暮らしの場合は 9827円、4人暮らしは1万634円、5人暮らしでは1万2215円という結果が得られました。
この結果から、水道光熱費のなかでも、電気代が占める割合は比較的大きいことがわかります。特に、夏や冬はエアコンを使う家庭も多いことから、地域やライフスタイルによっては電気代が高額になるケースも見られます。水道光熱費を節約したいと考えるなら、電気代の節約方法について今一度考えてみると良いでしょう。
ガス代の平均額を見ていくと、興味深い結果が得られました。まず、1人暮らしでかかるガス代の平均は月々2826円です。2人暮らしでは4261円、3人暮らしの場合は4873円です。さらに、4人暮らしは4762円、5人暮らしになると5,042円という平均額になります。このデータから、4人暮らしのときよりも、3人暮らしの場合のほうがガス代が高額になっていることがわかります。また、3~5人暮らしになると、ガス代の平均額にあまり大きな差が見られないことから、世帯の人数とガス代は単純に比例するものではないといえるでしょう。たとえば、世帯の人数が増えても、「お風呂の追い焚きは頻繁にしない」や「調理時間はそれほど長くない」という使い方をしている場合には、ガス代が急増することはあまり見られません。
水道代の平均額は、1人暮らしの場合1908円、2人暮らしでは4096円で、およそ倍のコストがかかります。これが3人暮らしになると5181円、4人暮らしでは5795円、5人暮らしの場合は6597円が平均額です。このように、上下水道料のコストについては、世帯人数が増えるごとに増えていきます。特に、世帯人数が1人から2人に増えたときの平均額はぐっと上がっていることが見て取れます。1人暮らしの場合、お風呂にお湯を溜めて入浴したり、自炊をしたりする機会が少ないことなどが水道代が抑えられている理由といえるでしょう。
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水道光熱費を節約するためには、いくつかの方法が挙げられます。まず、新電力に切り替えるという方法です。2016年4月に一般家庭向けの電気の小売りが自由化されたことに伴い、電力会社が自由に選択できるようになりました。これにより、新電力と契約することによって、水道光熱費のおよそ半分を占めている電気代を大幅に節約できる可能性があります。ただし、新電力に切り替える場合は、昼と夜の使用量やプラン内容などをしっかりと把握したうえで、生活に合った料金プランを選ぶことが大切です。
次に、待機電力を減らす工夫をすると、電気代が抑えられる可能性があります。たとえば、ガス瞬間湯沸器や充電式掃除機、充電式電気シェーバーなどの電化製品は、コンセントをさしたままにしていると実際に使用していないときでも通電しており、電気を消費しています。調理家電や充電式の掃除機・電気シェーバーなどは、使わないときはコンセントを抜くことを習慣づけておくと良いでしょう。
加えて、掃除機やエアコン、換気扇などのフィルターを定期的に掃除することも、電気代の節約につながります。具体的には、エアコンのフィルターを掃除した場合、掃除前と比較するとおよそ7%の電気代の削減ができます。フィルターがほこりなどで目詰まりしていると、エアコンの効率が下がってしまい、そのぶん無駄な電気代がかかってしまうのです。そのため、電化製品のフィルターは定期的に掃除して、いつもきれいな状態に保っておきましょう。
ほかには、「湯船のお湯を減らす」や「こまめに水を止める」、「お湯の残り湯を有効に活用するな」どの節約方法があります。これらは水道代を削減するための節約方法です。少しの工夫で無駄使いを抑えることができるため、まずは取り組みやすい節約方法からはじめてみましょう。
水道光熱費は、工夫次第で抑えることが十分に可能です。今までの生活を振り返ってみて、電気やガス、水道の無駄使いをしているという自覚があるのであれば、今回紹介した節約方法に気軽にチャレンジしてみましょう。たとえば、「使っていない電化製品のコンセントはこまめに抜く」や「エアコンのフィルターの掃除をする」などの方法は、誰でもすぐに実践できるものです。このように、こまかな作業の積み重ねによって、水道光熱費は節約できます。
ただし、水道光熱費を節約するといっても、どの数値に照準を合わせるのかが難しい問題です。このようなケースでは、人数別に見た水道光熱費の平均額をひとつの目安として、自分の家の水道光熱費と比較をしてみましょう。平均額を上回っているようなら、改善の余地があります。水道光熱費がかかりすぎている場合には、まずは平均額を目標にして少しでも安くなるように工夫しましょう。
この記事を書いたライター
アエラスグループ コラム編集部です。
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