枕木を敷いて道にする、レンガで花壇を作るなど、庭をおしゃれにアレンジするアイデアにはさまざまなものがあります。そうしたアイデアの一つとして、東屋をうまく庭のアクセントとして活用することもできます。東屋というと、見たことはあるが何のためにあるものなのかは知らないという人も多いでしょう。そこで、今回は東屋という言葉の意味やその役割、そしてパーゴラと組み合わせて東屋を活用する方法などについて紹介していきます。
目次
庭や公園などで見かける機会はあっても、東屋の詳しい意味などを知る機会は多くありません。ここでは、そもそも東屋とは何なのかということや言葉の由来について紹介します。
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四阿(しあ)と呼ばれることもある東屋とは、主に庭や公園などに設けられる柱と屋根だけの、休憩用、あるいは眺望用の小さな建物のことです。東屋の側面は柱だけで壁がないことが多く、たとえ壁があったとしても簡単な造りになっているのが一般的です。また、屋根の部分では藁(わら)や茅(かや)、板などが四方にふき下ろされています。東屋自体が周囲の自然や庭の風景に溶け込むように造られていることが多く、設置することで景色に風雅な趣を与える効果があります。
東屋の言葉の由来として、都から見て東方に位置する地域で主に利用されていたことから東屋と呼ばれるようになったといわれています。また、東屋の別名である四阿という言葉の「阿」には「棟」という意味があり、屋根が四方にふき下ろされている様子を表しているのです。
そして、欧米スタイルの東屋はガゼボとよばれていますが、その語源にはいくつもの説があります。まず挙げられるのが、フランス語で「何と美しいのだろう」という意味の「Que c'est beau」が変形したとする説です。次に、マカロニ・ラテン語で「私は見るだろう」という意味の「gazebo」からきているという説もあります。さらに、英語で「見つめる」ことを意味する「gaze」が語源になっているという説もあります。
東屋の役割としてまず挙げられるのが、屋外で休憩するためのスペースになるということです。庭に東屋を設置することによって、日差しを遮ってくれる屋根の下で風を感じながら快適に読書したり、ティータイムを楽しんだりすることができるでしょう。このように休憩できるスペースがあれば自然と庭に足が向く機会も増え、屋外での活動によって健康を促進することにもつながります。また、東屋には本来、風景を眺める場所としての役割が備わっています。庭の内側から庭園の景色を楽しむことはもちろん、普段はじっくりと眺めることのない家の外観も落ち着いて観察することができるでしょう。
さらに、東屋は庭のアクセントの一部として風景の中に取り入れることもできます。庭の景色が寂しく感じるという人は、一つのアイテムとして東屋を設置してみるとよいでしょう。このとき、ただ東屋を設置するだけではなく、東屋へとつながる道を敷設したり、足元を照らす照明を工夫したりすると庭のデザインもうまくまとめられます。このように、おしゃれな雰囲気の庭にしたい場合は、まず東屋を置いてからデザインを考えてみるのもよい方法だといえます。
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東屋は単体でも庭の雰囲気をよくしてくれるアイテムですが、パーゴラと組み合わせて使うことでオシャレな空間を演出する効果がさらに期待できます。ここからは、パーゴラとは何かということや、庭にアクセントをつけるために東屋とパーゴラを一緒に使うときのポイントについて紹介します。
そもそもパーゴラとは何かというと、つる植物が絡みつくように竹や木材で仮構を組んで作られる屋根のようなもののことです。もともとはイタリアでブドウ棚を表すために使われていた言葉で、日本の場合はフジ棚を想像すればイメージしやすいでしょう。パーゴラに植物を絡ませたり上から布をかけたりすることで、日光を遮って日陰を生みだすことができます。
また、組んだ仮構に植物を絡ませるという本来の用途から、庭に緑を増やす目的でも使われます。パーゴラに絡ませるのに適した植物の種類としては、定番のブドウやフジの他にも、キウイやノウゼンカズラ、ムベ、バラなどが挙げられるでしょう。これらの植物には、効果的に日光を遮るだけではなく、庭の景観を柔らかくするというメリットもあります。
パーゴラは簡単な構造になっているので、DIYで作ることも難しくありません。そのため、庭の雰囲気や家の外観に合わせて好みに合わせてデザインを考えることができるでしょう。さらに、パーゴラは東屋と非常に相性のよいアイテムです。東屋とセットで使ったりパーゴラを東屋として使うことで、庭が華やかになる効果が期待できるでしょう。
東屋とパーゴラを組み合わせるときは、取り入れてみるとよいレイアウトをいくつか押さえておきましょう。まず、パーゴラを屋根の代わりとして設置した東屋の中にベンチやテーブルセットなどを置けば、日陰でくつろいだ時間を過ごすことができるようになります。また、パーゴラを車庫の屋根の代わりとして使ってみるのも、おしゃれな雰囲気を演出するうえで効果的な方法だといえるでしょう。
そして、パーゴラは植物を絡ませて使うものなので、ガーデニングとの相性も非常によいアイテムです。屋根にパーゴラを採用した東屋を庭に設置し、ガーデニングの一部に取り入れれば親和性の高い景観を作り出すことができるでしょう。
公園などで見かけることの多い東屋は、庭に取り入れることでおしゃれな雰囲気を演出することができるアイテムです。東屋を庭に設置すれば、屋外での読書やティータイムに利用したり、庭の風景や家の外観を眺めたりするときにも役に立つでしょう。
そして、DIYでも作ることができるパーゴラは東屋と相性のよいアイテムだといえます。 パーゴラと東屋を組み合わせることで、緑豊かな庭を演出することができるでしょう。庭をもっとおしゃれにしたいという人は、東屋の由来や活用方法について知ったうえで、素敵な庭づくりに東屋を活かしてみるとよいでしょう。
この記事を書いたライター
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