お部屋探し 投稿日:2018.12.16/更新日:2021.09.10

日本の通勤時間は長すぎる!平均何分かかっているの?

日本には、長い時間をかけて会社へ通っている人が少なくありません。しかし、一口に長いといっても、どのくらいの長さなのかは平日出勤なのか土日出勤なのかで大きく異なります。また、雇用形態や性別によっても通勤時間の長さに差が出てきます。そのため、通勤時間の平均値を確認する際は、自分の職業なども考慮に入れる必要があるのです。今回は、自分がどのくらいの通勤時間を割くべきなのか知りたい人のために、通勤時間の平均値について解説していきます。それぞれの平均的な通勤時間を確認し、部屋を探す際の参考にしましょう。

通勤時間の平均はどれくらい?

この段落では、雇用されている人の平均通勤時間について、男女別・曜日別・雇用形態別に解説していきます。自分がどの枠に当てはまるのかを確認し、賃貸選びの参考にしましょう。

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通勤時間の平均は往復1時間以上

総務省統計局の平成28年社会生活基本調査の結果によると、通勤時間の平均は、平日・土日ともに往復で1時間を超えています。平日の通勤時間は男性で1時間26分(片道43分)、女性で1時間7分(片道33.5分)です。土曜日は男性が1時間16分(片道38分)、女性が1時間3分(片道31.5分)、日曜日は男性が1時間8分(片道34分)、女性が1時間3分(片道31.5分)です。この結果によると、土日よりも平日のほうが平均通勤時間は4~10分長いことがわかります。さらに、男女別でみていくと、女性よりも男性のほうが5~20分通勤時間が長いのです。

非正規雇用よりも正規雇用の通勤時間が長い

同じ統計結果で、雇用形態別の平均通勤時間をみると、非正規雇用職員よりも正規雇用職員の通勤時間のほうが長い傾向にあることがわかります。正規雇用は男性が1時間27分(片道43.5分)、女性が1時間16分(片道38分)なのに対して、非正規雇用は男性が1時間22分(片道36分)、女性が1時間ちょうど(片道30分)です。非正規雇用は正規雇用よりも平均5~16分通勤時間が長いことがわかります。

正規雇用と非正規雇用の通勤時間の差が生まれる原因は?

正規雇用か非正規雇用かによって通勤時間に差があります。この段落では、その原因について解説していきます。

出勤する曜日が異なるため

同じ統計結果で、どのくらいの人が出勤しているかを示す数字が男女別・曜日別・雇用形態別で出ています。正規雇用の男性の場合、平日に通勤している人の割合は、全体の86.9%です。平日が8割を超えているのに対し、同じ条件で土曜日は41.1%、日曜日が21.0%と5割を切っています。このことから、正規雇用の男性は平日に出勤している人が圧倒的に多いことがわかります。

そして、これが非正規雇用の男性になると、平日が66.2%、土曜日が43.0%、日曜日が27.7%となり、正規雇用と比べて土日に通勤している割合が上がるのです。これは、男性だけでなく女性の場合も似たような傾向が見られます。土日の通勤が非正規雇用のほうが多い理由としては、パートやアルバイトといった雇用形態が土日出勤では増えるためと考えられます。なお、平日と土日合わせて100%にならないのは、休みが曜日で固定されていない人や、平日出勤の人が残業などで土日も出勤している場合があるためです。

上記から見てもわかるように、土日よりも平日のほうが通勤をする人の割合が多いため、各交通機関の運行本数もこれに対応しています。そのため、土日は平日と比べると電車やバスの運行本数が減り、通勤の負担が大きくなるのです。これらのことも、土日出勤が多い非正規雇用のほうが、通勤時間をかけずに働けるところを選ぶ傾向につながっていると考えられます。

交通費の支給がなければ遠くに住めない

正規雇用の場合は、ほとんどの場合通勤費が全額支給されます。一方の非正規雇用では、交通費が一部しか支給されない、もしくは交通費がまったく支給されないことが多いです。そのため、金銭面から考慮しても、遠くから通勤することが難しく、必然的に通勤時間が短くなっていると考えられます。

男女で通勤時間に差があるのはなぜ?

通勤時間は性別でも差が出てきています。この段落では、男女で通勤時間に差がある原因について解説していきます。

女性は非正規雇用の割合が多い

総務省統計局の平成29年版国民生活基礎調査の概況によると、非正規雇用の割合は男女差が大きく、男性は非正規雇用の割合が21.3%なのに対して、女性は55.8%です。したがって、女性の平均通勤時間が短い理由の1つは、非正規雇用の割合が半分以上を占めているためと言えます。

家事労働時間が長いことも影響

女性は外で働いている人でも、家庭で行う家事労働時間が男性よりも長い場合がほとんどです。総務省統計局の平成28年版国民生活基礎調査の概況2ページによると、1日当たりの家事関連にかける時間は、男性が44分と1時間以内であるのに対して、女性は3時間22分と大差があります。このことから、仕事と家事を両立するためにも、女性は通勤に時間をかけられない場合が多いと考えられます。

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通勤に便利な賃貸住宅の探し方

この段落では、今までの通勤時間に関する統計結果を踏まえつつ、実際に賃貸住宅を探す際に考慮したい点について解説します。

電車の種類や本数の確認が重要

賃貸住宅を探す際、駅からの距離を重要視する人は多いです。しかし、通勤時間を短くするために、それ以上に重視する必要があるのが停まる電車の種類と発着本数です。住宅と駅との距離がいくら近くても、ほとんどの電車が通過してしまう駅が最寄り駅となる場合、通勤に便利な場所とは言えません。また、電車を待つ時間が長くなり、結果的に通勤時間が長くなってしまいます。

座って通勤できる始発駅近くもねらい目

通勤時間を短くしようとすると、少しでも勤務先に近い駅を選びがちですが、使用する路線の途中駅よりも始発駅を選んだほうが、楽に通勤できることもあります。特に、利用人数の多い路線では、通勤が密集する時間帯に乗車するとなると、満員になった電車に乗り込まなければなりません。途中駅から乗ることで少しの時間を節約できたとしても、満員電車で通うとなればストレスになってしまいます。そのため、始発駅と途中駅で通勤時間の差が大きくないのなら、座って通勤できる始発駅を選ぶのも1つの方法です。

通勤時間が苦にならないエリアに住もう

通勤は、毎日でないとしても日常的な問題と言えます。職場までの通勤が苦痛にならないためにも、できるだけ短時間で通える場所に住むのが理想です。また、交通機関を利用する時間だけでなく、実際の乗り継ぎ時間や電車・バスの待ち時間も考慮したエリアで部屋探しをしましょう。

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