二人暮らしを始めるときには、楽しい生活のスタートに期待が高まるでしょう。とはいえ、これまでとは違う生活の変化に、気がかりなことや心配なこともあるかもしれません。たとえば、生活費をうまくやりくりできるか不安に感じるのではないでしょうか。二人での生活で生活費をうまくやりくりするには、二人暮らしの平均的な生活費や上手な節約の方法を知ることが大切です。この記事では、年代別の二人暮らしの平均的な生活費や、身につけておきたい節約術を詳しく説明します。
目次
二人暮らしの生活費がいくらくらいかかるかは、年代によって異なります。年代によって、平均的な収入や生活スタイルなどが異なるからです。そこで、二人暮らしにかかる平均的な生活費を年代別でそれぞれご紹介します。
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10代同士が6万円の家賃で生活した場合の生活費は、12万2000円程度です。
10代の二人暮らしで、もともと一人暮らしをしていた人同士が一緒に住み始める場合には、一人暮らしのときと比べて余裕を感じられるようになることが多いでしょう。また、親からの仕送りがあるなら少し遊べるくらいの余裕が生まれることもあります。
一方、仕送りがない場合は、アルバイトなどをしなければ生活費のやりくりが難しくなることも考えられます。これまで実家暮らしをしていて初めて家を出るのであれば、節約術が分からず、やりくりが上手にできないこともあるかもしれません。学生であるなら、アルバイトに充てられる時間が限られるので、家賃の低い家に住む必要もあるでしょう。
20代同士が10万円の家賃で生活した場合の生活費は、19万5000円程度です。
20代になると仕事によってある程度の収入を得られる人が増えるため、10代の頃と比べると生活費には余裕が生まれるようになります。しかし、結婚を意識する場合には、将来に備えるためにしっかりと貯金をしておきたいものです。
20代は、外食やファッション、雑貨などにお金を費やす傾向も見られます。自由に使えるお金が増えることにより、交際費や趣味などの娯楽費に充てるお金が増えるかもしれません。ついついお金を使いすぎてしまうことがないように、収入と支出のバランスに注意すべきでしょう。お弁当を作るなど、節約の方法を学ぶことも大切です。
30代同士が11万円の家賃で生活した場合の生活費は、22万7000円程度です。
30代の二人暮らしでは、結婚を前提にしていたり、すでに結婚していたりするケースが多く見られます。お互いのお金の価値観の違いからトラブルにならないために、早い段階でお金の使い方について二人でよく話し合い、大切なことは決めておくようにしましょう。
30代になると20代の頃よりも2人の収入がさらに増えるため、食費や交際費などにより多くお金を充てられるようになります。とはいえ、結婚をしたり子どもが産まれたりすれば、家や車の購入、育児などのためにお金がかかります。今後のことを考えて、計画的に貯金していくことが大切でしょう。
二人暮らしにかかる生活費を上手に管理したり節約したりするためには、生活費の内訳はどのようなものかを知っておくことが欠かせません。そこで、具体的な生活費の内訳や、適切な支出の割合がどれくらいかを説明します。
生活費は、大きく固定費と変動費の2つに分けられます。固定費とは定期的に発生する費用のことで、変動費とは行動の頻度や度合い、何を選択するかなどによって変わる費用です。詳しい内訳を見てみると、それぞれ5つに分けられます。
まず、固定費の内訳は、家賃・水道光熱費・通信費・教育費・保険料です。変動費は、食費・医療費・交通費・日用雑費・娯楽費に分けられます。
バランスのいい家計にするためには、収入における生活費の割合の目安を知ることが大切です。収入額によって、生活費にどれほど予算を充てられるかは異なります。目安を参考にして、自分の収入に見合った生活費がいくらなのかを算出してみましょう。
家賃は、二人の合計収入の25%が目安です。二人の手取り収入の合計が30万円の場合、25%は平均家賃の7万5000円となります。
将来的に年収アップが見込める場合や子どもがいない場合は、家賃が収入の30%ほどであっても生活費のやりくりは可能です。一方、しっかりと貯金をしておきたい場合には、家賃の割合は25%未満に抑えたほうがいいでしょう。
食費は、二人の合計収入の15%を目安としましょう。二人の手取り収入の合計が30万円なら、食費の目安は月に4万5000円となります。
外食の割合が多ければ、この目安の金額よりもずっと高くついてしまうかもしれません。外食・中食・自炊のバランスをうまくとって、食費を調整することが大切です。
携帯電話や固定インターネット回線、固定電話などの通信費は、二人の合計収入の6%を目安とします。二人の手取り収入の合計が30万円の場合の目安は、月に1万8000円です。
携帯電話やインターネット環境は必要不可欠なので、費用がかさむ場合はプランを見直してみましょう。
保険料は、二人の合計収入の4%が目安です。二人の手取り収入の合計が30万円であれば、月に充てられるのは1万2000円となります。
急な病気など万が一の事態に備えることができるので保険に入っていれば安心ですが、保険料を割高に感じることもあるかもしれません。そんなときは、結婚・出産などライフスタイルが変化するタイミングで見直しをしてみましょう。
光熱費は、二人の合計収入の5%を目安にします。二人の手取り収入の合計が30万円の場合、5%は月に1万5000円となります。その場合の光熱費の理想的な内訳は、電気代が8000円、水道代が3000円、ガス代が4000円程度です。とはいえ、住む地域や季節などによっても光熱費は変動するので、あくまでも目安として考えておきましょう。
二人暮らしの生活費のやりくりがうまくいかなければ、将来の見通しが立たず不安の種となってしまうかもしれません。一方、生活費をうまく管理できれば、金銭面で不安のない生活を送ることにつながるでしょう。そこで、生活費を上手に管理するコツを解説します。
生活費をコントロールするためには、家計簿をつけることが大切です。家計簿をつけているなら、お金を使うことへの意識が生まれます。その結果として、お金の使いすぎを防ぐことができるでしょう。慣れるまでは内訳など細かいことにこだわり過ぎず、継続して家計簿をつけるという習慣をまず身につけるようにします。
最近では、スマホやパソコンで簡単に生活費を管理できる家計簿アプリも出ています。こうした便利なツールを利用すれば負担が減らせるので、ぜひ活用してみましょう。
生活費の内訳の目安は、二人の収入の合計をもとに計算されました。つまり、二人の収入の合計がいくらなのかを把握することで、どのくらいのお金を生活費に充てられるかがわかるのです。お互いの収入をよく把握していないなら、それぞれの実際の手取りがどのくらいかを今一度チェックしてみましょう。
生活費を上手に管理するためには、誰がどのくらい負担するのかという分担方法を明確に決めておく必要があります。お互いの収入や役割を考慮して、二人が納得して決めることが大切です。
生活費の分担には、以下のような分担パターンがあります。
まず、すべてを均等に折半するケースです。共働きの場合に多く見られる方法で、何にどのくらい費用がかかっているかが分かりやすいというメリットがあります。
男性側が多く支払う、または女性側が多く支払うというケースもあります。どちらか一方だけが働いている場合や、収入に差がある場合によく見られる方法です。
どちらかが全額支払うケースもあります。一方がまだ学生などで働いていない場合や、収入にかなりの差がある場合に多く見られます。
生活費を支払うお財布と、プライベート用のお財布を分けておくと、トラブル防止や貯蓄に役立ちます。お財布ではなく、口座で分けることもできます。毎月定額を生活費用の口座に振り込んで、残りを自分の口座に残しておくなどの方法を取れるでしょう。
生活費とプライベートを分けておけば、生活費用の口座から各種生活費を支払い、余った金額は貯蓄に回すことができます。このようにすることで、二人で節約に向けて努力するようになるかもしれません。生活費から私用のお金の持ち出しを防ぐこともできます。
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二人暮らしにかかる生活費を節約すれば、趣味や旅行など楽しみのために使うお金を増やすことができます。二人の今後の暮らしを豊かにするために、貯蓄に回すこともできるでしょう。そこで、生活費をうまくやりくりするための具体的な方法を紹介します。
毎日使用する光熱費を見直すことで、節約効果が高くなることが期待できます。
家電を購入するときは、節電効率の高い家電を選ぶようにします。節水には、お風呂のシャワーヘッドを節水タイプに替える、トイレの小レバーを利用するなどの方法が効果的です。エアコンの設定温度を1度変更する、ガス代節約のために中火より強くはせず、電子レンジを併用して加熱するなども光熱費の節約につながります。
通信費を減らすには、スマートフォンを格安SIM会社へ変更する方法があります。家の固定インターネット回線を、ホームルーターやモバイルルーターに変更するという手もあります。
会社を変更するのではなく、契約プランを見直すことで節約できる場合もあるでしょう。高画質動画を見たり在宅の仕事をしたりする場合を除けば、高速回線は必要ない場合が多いので、格安SIMの利用やプランの変更などで通信費を抑えることができます。
外食を抑えて自炊するなら、毎日の食費を節約できます。スーパーのチラシなどをチェックして、安い食材を計画的に購入するのも効果的です。
お酒やサプリメント、お菓子などの嗜好品についついお金を使いすぎてしまう人もいます。嗜好品は月いくらまで、と予算を決めておくなら使いすぎを防ぐことができるでしょう。
これまで取り上げた以外にも、生活費を節約する方法はたくさんあります。単なる付き合いの飲み会を断ることで、交際費の節約につながります。趣味や美容にかける金額を減らしたいなら、予算をあらかじめ決めておき、高額ならば積み立てることもできるでしょう。
ポイントカードを整理して効率よくポイントを貯めて、ポイント還元を活用するのも節約になります。職場などにお弁当や水筒を持参すれば、ランチ代がかかることもありません。DVDやYouTubeを利用して、家で運動することでジム代を節約することもできます。
二人暮らしを始めるにあたって、必要な生活費の内訳や、生活費の節約方法を知ることは大切です。うまくやりくりすることでお金の心配を減らして、楽しい二人暮らしを実現させることができるでしょう。二人暮らしを始める自分たちの収入や支出に見合った、ぴったりの賃貸物件を探してみましょう。
この記事を書いたライター
アエラスグループ コラム編集部です。
『はじめての一人暮らしで、なにからはじめればいいのかわからない…。』
『引っ越しは何度も経験しているけれど、次はもっと自分に合った物件を見つけたい!』
『無事に新生活がスタート!日々の生活に役立つ情報が知りたい。』
わたしたちは、そんなさまざまな思いを抱えるみなさまの声にお応えすべく、賃貸物件探しやお引っ越し、新居での役立つ情報などを発信していきます。
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