おすすめの引っ越し時期

賃貸市場の年間動向

【1月〜3月】

繁忙期として、募集物件数も多く、お気に入りの物件に出会える可能性が高いです。新築は１棟単位で募集に出回るので、あれもこれもと目移りしてしまうことも多いと思われます。繁忙期の盛り上がりで、賃料・敷金、礼金等の費用は高く出ている事も多いので、賃料以外の引越し予備費用にも余裕を持っておくことが必要です。 ここ数年、全戸賃貸マンションでも物件仕様のグレードが高くなってきており、分譲マンションの宣伝広告に、賃貸マンションが紛れて出ていたりします。住んでみたいエリアがある際には、地域密着型の不動産情報も是非チェックしてみて下さい。

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【4月〜6月】

繁忙期が落ち着き、相場に見合った賃料の物件が増えてくる頃です。募集物件数は、１月～３月に比べて減る傾向にはありますが、なかなか借り手がつかなかった物件の賃料や礼金・敷金の値下げで、思わぬお得物件が出ている事もあります。情報社会となった最近では、あえてこの時期を選んでお部屋探しをする方も増えてきているように思います。 ただし、不動産業界に携わっていない限り、相場価格の把握は難しいはずですので、自己判断だけで賃料の安い高いを決めてしまうのは危険です。信頼できる営業スタッフを見つけて相談しながらお部屋探しを進めていくことをお勧めいたします。

【7月～8月】

夏休み中の引っ越しを狙った敷金・礼金等の初期費用の減額商戦、暑い時期に億劫な引っ越しを後押しするような引っ越し費用負担キャンペーン等も見受けられます。気に入った物件があれば、募集元の会社へ、特典の有無を確認をしてみるのも良いかと思います。暑い時期の部屋探しは空室物件に空調が効いていない事等もあり、お部屋探しに疲れてしまう可能性もあります。限られた夏休み中の引越し期間で気に入る物件は見つからない場合は、無理をせず、引越し時期の見直しをしてみるのも一つの手です。

【9月～10月】

組織変更や学期の区切りがあり、人の動きが出てくる時期となります。それに連動して、賃料価格が上昇したり、物件数が増えたりと４月～８月に比べて動きが出てくる時期です。見落としがちな繁忙期の為、気になる物件がある際には内見を野放しにせず、早めに見に行く事をおすすめいたします。 繁忙期時期には物件の募集停止や募集開始等の動きが頻繁にある為、新着情報のみならず、更新情報等のチェックをしておくとよいでしょう。情報サイトには、新着情報の他、更新情報のチェック欄があったりする事もありますので、注意して見ることをおすすめします。

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【11月～12月】

閑散期とされており、市場のトピックスは少ないものの、繁忙期前の準備期間の為、賃料面での条件交渉はスムーズに纏まりにくい可能性があります。もし予算よりオーバーしている物件の申込に悩んだ際は、最期の一手として、年末年始に有効なフリーレント契約の交渉等相談してみると、思わぬおつりがくるかもしれません。入居開始日が相談可能な物件も募集に出ている事がありますので、募集内容や募集条件の注釈等を確認してみると良いと思います。

最後に

物件選びは暮らしの出会いとなります。
引越しも人生において何十回とは訪れない機会です。
せっかくなら、契約内容も納得のいく物件で、新生活を気持ちよく過ごしましょう。

参考文献：総務省統計局 住宅市場動向調査

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